ロンドン市場の安値から反発=NY外国為替序盤
日本時間午後11時20分現在のドル円は1ドル=152.76円。きょうの為替市
場でドル円は東京市場午後からロンドン市場にかけて売りが目立った。東京午前はドル買いが強まる場面が見られ、153.37円を付ける場面が見られたが、加藤財務相が円安牽制発言を行ったことなどをきっかけに売りが強まると、ロンドン市場で152.14円までと1円超の下げとなった。もっとも、その後は買い戻しが入った。今週の米大統領選、米連邦公開市場委員会と言う大きなイベントを経て、動きを見せた後だけに、少し動き疲れ感が見られ、行き過ぎた動きには調整が入る展開。
東京午前に4.35%台からロンドン市場にかけて4.29%割れまで下げた米10年債利回りが4.33%近くまで戻す中で、ドル買いの動きとなった。
ユーロドルでもドル高。揉み合いからロンドン市場で1.0800近くまで一時ユーロ買いドル売りが入ったが、その後ドル買いが強まる中で1.0745を付けている。7日の市場でも1.08超えでは売りが出ており、やや上値が重くなる展開。
ユーロ円は164円台前半推移。ドル円の下げに合わせ東京午前の165.43から163.89まで下げていたが、その後買い戻された。
22時半に雇用統計が発表されたカナダは、雇用者数の伸びが予想を下回るも、失業率は予想よりもいいとまちまちで反応は限定的。NY原油の下げもあり、ロンドンからややしっかりの展開が継続、雇用統計後に小幅上下も落ち着いた動きであった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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