ドル売り優勢、米大統領選目前に控えてバランスとる動き ドル円152円台後半=ロンドン為替概況
ドル売り優勢、米大統領選目前に控えてバランスとる動き ドル円152円台後半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル売りが優勢。米大統領選投票がいよいよ始まるなかで、世論調査ではハリス氏とトランプ氏の支持率はほぼ拮抗している。これまでのトランプ氏優勢を受けたトランプトレードのポジショニングを、よりバランスの取れたものに調整する動きがみられている。豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨が好パフォーマンスを示しているほか、ユーロやポンドなども対ドルで上昇。ドル円もわずかながら本日の安値を広げている。クロス円も豪ドル円を中心に堅調。この日発表された中国財新サービスPMIが予想を上回り、全人代に向けた中国政府の追加策への期待も豪ドル相場に好感されているもよう。ドル円は152円台前半から半ばで上に往って来い。ユーロドルは1.08台後半から1.09台乗せ水準へ、ポンドドルは1.29台半ばから1.30手前水準へと上昇。豪ドル/ドルは0.65台後半から0.66台前半へと買われている。ユーロ円は東京市場で買われたあと165円台後半で、ポンド円は197円台後半でわずかに高値を伸ばしている。豪ドル円は100円台前半から後半へと高値を追う動き。
ドル円は152円台前半での取引。東京朝方は前日NY終値の152.13付近で取引を開始。上下動を伴いながらも買われて152.55付近に高値を伸ばした。ロンドン時間にかけては一転して売られ、ロンドン序盤には安値を152.09近辺にわずかに広げた。
ユーロドルは1.09付近での取引。東京午前の1.0873近辺を安値に、ロンドン時間に入ると買いが強まっている。足元では1.09台乗せ水準へと高値を伸ばしている。ユーロ円は東京市場で165.41近辺から165.90付近へと上昇。ロンドン時間には165円台後半に高止まりしている。その中で一時165.93近辺にわずかに高値を伸ばした。対ポンドではややユーロ売りに押されている。9月フランス鉱工業生産は前月比-0.9%t前回の+1.1%からマイナスに転じたが、特段に反応は見られなかった。
ポンドドルは1.29台後半での取引。東京午前の1.2948近辺を安値に、その後は堅調に推移している。ロンドン時間にはドル全面安となるなかで高値を1.2990台へと伸ばしてきている。ポンド円は東京市場で197.02近辺から197.80付近へと買われた。ロンドン市場では高止まりするなかで、一時197.73近辺まで小幅に高値を更新している。ユーロポンドは0.8400付近から0.8387近辺へと小安く推移。ポンド買いがやや優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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