本日のユーロ圏の指標、ECBの利下げを難しく=NY為替
きょうのNY為替市場、次第にドル売りが優勢となる中、ユーロドルは1.0860ドル付近に買い戻されている。来週の米大統領選やFOMCに向けたドルロングのポジション形成も一段落してきたようで、ドルは調整売りが出ている模様。そのような中、ユーロドルは本日1.0870ドル近辺に来ている200日線に顔合わせしており、リバウンド相場に入れるか注目される。
きょうはいくつか重要なユーロ圏の経済指標が発表になっていたが、いずれもECBの利下げを難しくする内容となっていた。第3四半期のユーロ圏のGDP速報値は前期比プラス0.4%と予想を上回り、調査で示されているほどユーロ経済は悪化していないことを示唆した。一方、10月のドイツ消費者物価指数(HICP)速報値も発表され、前年比2.4%とこちらも予想を上回っていた。
市場では次回のECB理事会での利下げは0.50%ポイントの大幅利下げではなく、通常の0.25%ポイントの利下げになるとの見方に傾いている。
EUR/USD 1.0863 EUR/JPY 166.22 EUR/GBP 0.8354
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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