午後に入ってドルはほぼ全面高=NY為替概況
午後に入ってドルはほぼ全面高=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドルがほぼ全面高となり、ドル円は東京午後に151円46銭からの上昇が続く形でNY市場午後に152円38銭を付けた。米債利回りの上昇が支えとなった。米10年債利回りは東京午後の4.17%台から4.24%台まで上昇している。直近世論調査を受けて来月5日の米大統領選でのトランプ氏優勢を見込む動きが広がっており、同氏の公約から物価高警戒が広がる中で、ドル高債券利回り上昇などの動きが広がっている。
米耐久財受注が予想よりもしっかりとなったことや、ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が速報値から上方修正されたことなどもドル買いにつながっていると見られる。
ユーロドルは節目の1.08を割り込む動き。底堅さが意識され、ロンドン午後からNY市場午前にかけてはしっかりとなり、1.0839を付ける場面が見られたが、その後ドル買いが強まる中で反落。今日の安値を割り込んで売りが強まると、節目の1.08を割り込む動きを見せた。ムーディーズによるフランスの格付け見通し引き下げなども重石となっている。
ポンドドルもロンドン市場からNY市場朝にかけて上昇も、その後反落し、上昇分を打ち消すなど、ドルは全面高となっている。
ユーロ円はドル円の上昇もあり、NY市場午前までしっかりで164円79銭を付けたが、その後対ドルでのユーロ売りに押され164円20銭台まで下げている。ポンド円も高値から売りが出た。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。