【本日の見通し】ドル円は高値警戒感も上昇基調継続か
【本日の見通し】ドル円は高値警戒感も上昇基調継続か
ドル高円安の流れが優勢。ドル円は151円台に乗せてきている。米大幅利下げ期待の後退に加え、11月5日に迫った米大統領選でのトランプ共和党候補優勢との報道がドル買いを誘っている。また同時に行われる上下両院選挙で、上院は共和党が51議席を確保見込み、下院は混戦で両党にチャンスも、わずかながら共和党優勢と見られており、大統領、両院を共和党が抑えることで、トランプ氏の保護主義的政策、国内産業振興、規制緩和などの動きから米物価高が進んで、ドル高になるとの思惑が広がっている。
ドル円に関しては高値警戒感が出ているものの、下がると買いが出る展開。目立った米経済指標の発表がなく、流れが変わりにくくなっている。買い遅れ感があり、150円台半ばあたりから買いが出てくるようだと、152円台に向けた動きも意識される。
ユーロドルはドル高基調の中で1.07台を付けている。ゆっくりした動きながらドル高基調が継続。
ユーロ円はドル主導の中でドル円の上昇が支えとなっている。この後もしっかりとした動きが見込まれる。
今日政策金利が発表されるカナダは、1ドル=1.3820カナダ台、1カナダ=109円30銭前後での推移。利下げはほぼ確実。利下げ幅見通しは分かれていて、0.25%、0.50%どちらになっても大きな動きが期待される。
minkabuPRESS編集部山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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