アジア株は上昇 ナスダック大幅高受け台湾TSMCは3.3%高 豪州市場でウラン関連が急騰
アジア株は上昇 ナスダック大幅高受け台湾TSMCは3.3%高 豪州市場でウラン関連が急騰
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 17200.64(+91.93 +0.54%)
中国上海総合指数 2731.10(+9.31 +0.34%)
台湾加権指数 21547.79(+516.79 +2.46%)
韓国総合株価指数 2543.25(+29.88 +1.19%)
豪ASX200指数 8041.00(+53.13 +0.67%)
アジア株は総じて上昇、前日の米株高を好感して買い優勢で始まった。
台湾株は大幅高、米エヌビディア株の大幅上昇を受け半導体関連が総じて上昇。TSMCは3.3%高。韓国市場でもサムスン電子やSKハイニックス、ネイバー、カカオ、LG電子、LGディスプレイなどハイテク関連が総じて上昇。
上海株と香港株は反発も上値は重い、中国の景気減速懸念が重石。
不動産不況、消費低迷、物価下落、企業業績悪化に伴う賃金減少で中国が「デフレスパイラル」に陥るとの懸念が高まっている。先行き不安で消費者の節約志向が高まっており、都市部で人気のアパレルやレストランが相次いで閉店に追い込まれているという。それでも中国政府は今年も大規模な支援策は必要ないとしている。株安を阻止するため政府系ファンドは8月までに総額660億ドル相当のETFを購入しているが、株価下落に歯止めがかかっていない。そんな中、政府は約40年ぶりに定年退職年齢を引き上げる案を検討、国民から批判の声があがっている。同法案は早ければあすにも承認される。
豪州市場ではウラン関連を中心にエネルギー株が上昇。ウラン採掘探査会社のディープ・イエローとボス・エナジーが9.9%高。パラディン・エナジーは9.8%高。プーチン露大統領が西側諸国への報復措置として、ウランやニッケルなどの輸出制限を検討していると報じられており、ニッケル価格が大幅高となっている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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