ポンド下落のリスクはもっと高いとの指摘=NY為替
きょうもドルの買い戻しが優勢となる中で、ポンドドルは1.30ドル台に下落しており、本日1.3070ドル付近に来ている21日線に顔合わせしている。
本日は東京時間の早朝に英求人雇用連盟(REC)が8月の雇用情勢を公表していたが、継続雇用が44.6と急速に低下していた。判断の目安である50も下回り続けている。
ポンドの反応は限定的だったものの、一部からはこの調査結果は英中銀の利下げに対する市場の価格設定が保守的過ぎることを示唆しているとの見解も出ていた。短期金融市場では来週の英中銀の金融政策委員会(MPC)での利下げ確率が20%程度となっているが、実際はそれよりも遥かに高いのではと述べている。
今週は英重要指標が目白押しだが、明日の英雇用統計と水曜日の月次GDPの発表を前にポンドのリスクは下落に偏っているとも指摘した。
GBP/USD 1.3085 GBP/JPY 186.83 EUR/GBP 0.8441
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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