9月のユーロは上昇に苦戦する可能性=NY為替
きょうも為替市場はドル売りが優勢となる中、ユーロドルは1.11ドル台まで買い戻されている。ユーロ自体の材料はない中、専ら米経済指標を受けたドルの要因で動いているようだ。21日線の水準をしっかりと堅持しており、上向きの流れは継続している。
9月のユーロは上昇余地が限定的になる可能性があるとの指摘が出ている。例年9月はユーロドルと貿易加重平均のユーロにとって悪い月であることから、今年もユーロの上昇余地は限定的になる可能性があるという。
背景は不明だが、ユーロドルに関しては6月末を決算期末とする米企業にとって9月15日は米国の法人税申告期限であることが関係している可能性があるという。
明日の米雇用統計で失業率が急上昇しない限り、ユーロドルは1.05ー1.12ドルという18カ月間のレンジを完全に上抜けることは難しいだろうと述べている。
EUR/USD 1.1105 EUR/JPY 158.94 EUR/GBP 0.8429
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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