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ドル円、144円台に下落 先行き不透明感が再び台頭する中で下向きの流れ継続=NY為替序盤

為替 

 きょうもドル円は戻り売りに押されており、144円台に下落している。前日のISM製造業景気指数の不調なデータをきっかけにして、市場には景気の先行き不透明感が再び台頭している。為替市場はリスク回避のドル高・円高が見られていたが、本日はその動きが一服している。

 市場は金曜日の米雇用統計を待っているが、8月初旬の米雇用統計発表後に見られた不安定な動きを市場は警戒している模様。海外勢からは円キャリー取引の巻き戻しは完全に終わってはおらず、FRBと日銀の動き次第では円の買い戻しが再び強まる可能性も指摘されている。ただ、日銀の追加利下げについては、少なくとも年内は可能性が低いと市場は見ているようだ。

 ドル円は21日線で上値を抑えられた格好となっており、下向きの流れを継続している。直近安値が143.45円付近にあるが、目先の下値メドとして意識される。

 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は145円に観測。

4日(水)
145.00 (9.9億ドル)

USD/JPY 144.95 EUR/JPY 160.25
GBP/JPY 190.33 AUD/JPY 97.51

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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