【本日の見通し】ドル円は上値の重さを警戒
【本日の見通し】ドル円は上値の重さを警戒
昨日はロンドン勢が本格参加する時間帯である14時過ぎに円買いが一気に強まった。週末のバイデン大統領による次期大統領選からの撤退発表を受けて、トランプラリーが広がって円高に振れ、短期のストップなどが巻き込まれた動きと見られた。その後買い戻しが入るなど、下がると買いが出る流れは変わらず。
今日も中期的な堅調地合いを意識も、昨日の下げもあり、短期的には上値警戒感も強い。今月30日、31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、ブラックアウト期間に入っており、要人発が予定にないこと、主要な指標予定が木曜日と金曜日で週前半はやや材料不足となっていることなどから、積極的な動きも期待しにくく、上値の重さを意識しながら156円台半ばから157円台半ばを中心とした推移が見込まれる。
クロス円もドル円同様に、安値から反発。ユーロ円は先週も下値を支えた170円00銭前後がサポートとして意識されている。昨日は170円00銭台を付けた後、171円台回復となったが、ドル円同様に大台を維持しきれていない。170円00銭を意識すると。170円台半ば割れあたりから今日は買いが入ってきそうだが、上値も限定的なものとなりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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