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米CPI受けドル円は急落 財務省が介入実施との報道も=NY為替概況

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米CPI受けドル円は急落 財務省が介入実施との報道も=NY為替概況

 きょうのNY為替市場でドル円は急落。この日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、FRBの利下げ期待を正当化する内容となったことで、米国債利回りの急低下と伴にドル円も急落。発表前の161.50円付近から一時157.45円付近まで一気に急落する場面が見られた。

 一部報道が政府関係者の話として、財務省が介入を実施したと伝えていた。それに関して神田財務官の発言が伝わり「介入の有無はコメントする立場ではない」と述べていた。このタイミングでの介入の有無は未知数だが、短時間に一気に400ポイント超急落しており、介入に伴う下落と見てもおかしくはない。ドル円は元々過熱感が高まっており、見切り売りも大量に出ていた模様。介入については今月末に財務省が発表する外国為替平衡操作を確認するか、日銀当座預金残の推計値からヒントが出そうだ。

 市場ではFRBによる9月利下げ期待が高まっているが、本日の米CPIはその期待を正当化する内容。短期金融市場では9月利下げを完全に織り込んでいるほか、これまでの年内2回の利下げ期待から、確率はまだ低いものの、3回の可能性も見出しているようだ。

 明日の生産者物価指数(PPI)次第の面もあるが、今回の結果から、FRBが参照しているPCEデフレータは目標の2%にさらに接近することが予想される。発表は26日。それを受けて30、31日のFOMCは利下げに向けて要注目となる。

 ユーロドルは買い優勢となり、一時1.09ドル付近まで上昇したが、その付近での上値抵抗も強く、1.08ドル台に伸び悩む展開。1.09ドル台は6月初めに上値を拒まれた水準で、売りオーダーも多数並んでいるようだ。明日以降、その水準を突破して行けるか、目先は注目される。

 リバウンド相場の展開となっているユーロドルだが、長期的に弱気な見方も少なくない。ユーロとドルが同水準になる、いわゆるパリティ(1.00ドル)をいずれ目指すとの見方も根強くあるようだ。ただし、パリティになるのは全てが上手く行かない極端な最悪のシナリオの場合のみとの見解も出ている。
 きょうのポンドドルは上げ幅を伸ばし、一時1.29ドル台半ばまで上昇する場面が見られた。6月初旬に上値を拒まれた水準を突破し、1年ぶりの高値水準となっている。この日発表の英米の経済指標にかい離が出たことがポンドドルをサポート。ロンドン時間に5月の英月次GDPが発表になり、前月比0.4%増と予想を上回った。一方、米CPIはFRBの利下げ期待を正当化していた。

 今週は英中銀委員のタカ派な発言も伝わり、今週のポンドはG10通貨の中で最も好調なパフォーマンスを維持している。しかし、英経済の持続的な回復の兆しにもかかわらず、英中銀は利下げに傾く可能性が高いとの指摘も出ている。8月の利下げはあり得ると見ており、ポンドの強さは短命に終わる可能性があるという。英中銀が最も関心を寄せているのはサービスインフレであり、今回のGDPは英中銀の見通しを変えることはないという。英インフレにサプライズがない限り、英中銀は利下げに踏み切るという。今年、計3回の利下げを予想しているようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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