ドル円は１６１円台でのしっかりとした推移＝東京為替概況

ドル円は１６１円台でのしっかりとした推移＝東京為替概況
　　　
　ドル円は朝の１６１円２０銭台から１６１円５０銭超えへ上昇した。日経平均が最高値更新。株高を受けた円売りの動きとなった。昨日のパウエル米FRB議長の上院銀行委員会での発言を受けてドル高が進み、１６１円５０銭超えまで上昇。その後少し調整が入り１６１円２０銭台で東京朝を迎えたが、昼前に１６１円５９銭と海外市場の高値を超えて上昇した。
　午後は高値圏もみ合い。押し目は１６１円４０銭前後までにとどまっている。
　　　　
　ユーロドルは１．０８１０台での推移。海外市場で１．０８００台を付けたが大台割れには慎重。東京市場では少し戻したが値動きは限定的。後場は１．０８２１を付けている。
　　　　
　ユーロ円は１７４円７７銭まで一時上値を伸ばした。１７５円にかけて売りが並んでいることもあり、その後はもみ合い。
　　　
　午前に大きく動きを見せたのがNZドル。NZ中銀金融政策会合の結果が１１時に発表され、政策金利は市場予想通りの据え置きとなった。声明や議事要旨では今年後半に物価がターゲット範囲（１～３％）に戻るとの見通しを示し、物価圧力の動向によって緩和の程度が後退と、利下げの可能性を示唆したことでNZドルの急落を誘った。対ドルで０．６１３０前後から０．６０７５まで急落。その後の戻りは０．６０９０台まで。対円では９９円ちょうど前後から９８円１０銭台まで急落した。
　　　
MINKABUPRESS　山岡