アジア株 台湾株は反落、新総統が中国に政治的軍事的威圧やめるよう呼び掛け 中国との緊張高まりを警戒
アジア株 台湾株は反落、新総統が中国に政治的軍事的威圧やめるよう呼び掛け 中国との緊張高まりを警戒
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 19664.75(+111.14 +0.57%)
中国上海総合指数 3166.08(+12.05 +0.38%)
台湾加権指数 21160.96(-97.51 -0.50%)
韓国総合株価指数 2738.79(+14.17 +0.52%)
豪ASX200指数 7866.80(+52.43 +0.67%)
インドSENSEX30種 74005.94(休場)
アジア株は台湾を除いて上昇、前週末のダウ上昇を好感した買いが続いている。前週末のダウは終値ベースで史上初の4万ドル台に乗せた。中国の不動産不況脱却期待の買いも続いている。
中国当局は住宅ローン金利の下限を撤廃し、頭金比率も引き下げた。また、売れ残り物件を地方政府に買い取らせる案も計画している。規制緩和・撤廃を受け週末の住宅購入者数は急増したとの報告が伝わっている。ただ、台湾情勢などを受け米中関係悪化は懸念されている。
小幅ながらもプラス圏で推移していた台湾株は反落。新しく総統に就任した頼氏の演説が終了したと同時に売りが加速、一時0.7%安となった。頼氏は中国に対し政治的・軍事的威圧をやめるよう求めた。そのほか、多くの脅威・侵入に直面しており、我々は国を守る決意を示すべきだ。防衛意識を高める必要があるとも述べた。中国側からの反発が予想される。就任式を前に中国は「台湾は中国の一部」と台湾を牽制、頼氏を「危険な分離主義者」と呼んだ。
香港株は約9カ月ぶり、上海株は8カ月ぶり高値をつけたことから利益確定の売りも出ている。
上海市場ではエネルギーや素材関連が総じて上昇、先週上昇していた不動産株は利益確定の売りに押されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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