4月のカナダのインフレ指標は一段と冷え込む見通し=NY為替
日本時間0時のロンドンフィキシングにかけてドル売りが強まっており、ドルカナダも1.36ドルちょうど付近まで急速に下落。一方、カナダ円はドル円の動きに追随して114.15円付近まで下落したものの、現在は114.30円付近に戻している。
来週は4月のカナダ消費者物価指数(CPI)が発表になるが、6月5日のカナダ中銀の政策委員会を前にした最後のインフレ指標となる。市場では前年比2.7%、前月比0.5%が予想されており、カナダ中銀が着目しているコア指数も前回の前年比3.0%から一段の緩和が見込まれている。今年はCPIの構成要素の多くで物価が低下したため、冷え込みは広範囲に及んでいると見られている。
カナダ中銀は6月に0.25%の利下げを実施すると市場では予想されているが、CPIが予想通りであれば、その見方は正当化されそうだ。
USD/CAD 1.3606 CAD/JPY 114.31
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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