クリーブランド連銀総裁 さらなる利上げを検討する意欲ない メスター氏は6月末で退任
クリーブランド連銀総裁 さらなる利上げを検討する意欲ない メスター氏は6月末で退任
クリーブランド連銀のメスター総裁は、米景気が行き詰まったとか、インフレが反転したとか結論付けるのは時期尚早だと、WSJのインタビューで語った。
メスター総裁は、インフレは昨年後半ほどの急速な進展は望めないだろうと私はずっと思っているが、インフレが現状の水準で推移し、改善が見られない場合、さらなる金利引き上げが必要と判断する前に何が必要かを考えるべき。私はそこまでの(利上げ検討)意欲はないと語った。
短期金利の上昇が金融システムに新たな不安定さを生み出す可能性があるため、さらなる利上げを検討することには積極的ではない。労働市場が急激に悪化した場合は金利を引き下げる可能性があり、インフレが横ばいに推移した場合には金利を据え置くか、利上げを検討する可能性もあると付け加えた。
なお、メスター総裁は6月末で退任する、6月11-12日の会合が最後となる。
米消費者物価指数(4月)
予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
予想 3.4% 前回 3.5%(前年比)
予想 0.4% 前回 0.4%(食品・エネルギー除くコア・前月比)
予想 3.6% 前回 3.8%(食品・エネルギー除くコア・前年比)
米小売売上高(4月)
予想 0.4% 前回 0.7%(前月比)
予想 0.2% 前回 1.1%(自動車除くコア・前月比)

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。