NZ中銀半期金融安定報告 世界的に金利が高止まりするリスクを指摘、インフレ抑制は予想以上に困難
NZ中銀半期金融安定報告 世界的に金利が高止まりするリスクを指摘、インフレ抑制は予想以上に困難
NZ中銀は半期に1度の金融安定報告を公表した。
NZ中銀はインフレ圧力が再燃し、世界的に金利が長期間、高止まりするリスクがあると指摘。世界のインフレは高水準から低下しつつあり、世界の中央銀行は金利引き下げを織り込んでいるが、新たな、あるいは持続的なインフレ圧力により、世界的に金利が長期間にわたり高止まりする可能性がある。インフレ抑制は予想以上に困難である。
NZ中銀は前回2月会合で、利下げではなく利上げについて検討したほか、2025年になるまで利下げはないとの見通しを示した。その後、NZ中銀チーフエコノミストはFRBが年内利下げを開始すれば、NZ中銀も予想よりも早く利下げを開始できる可能性があると述べた。ただ、堅調な米経済統計を受けFRBが年内利下げ開始できるか疑問視されている。次回のNZ中銀会合は5月22日。
執筆者 : MINKABU PRESS
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