米CPIをにらみ様子見ムード広がる=東京為替概況
米CPIをにらみ様子見ムード広がる=東京為替概況
10日の東京市場、主要通貨は膠着。ドル円は朝からのレンジが14銭に留まった。昨日の市場で151円90銭台を付けたものの、CPI前の持ち高調整もあって、151円57銭まで海外市場で売られ、少し戻して東京朝を迎え、東京市場はもみ合い。朝に151円68銭を付け、午後に151円82銭を付けるなどややドル高円安となっているが、値幅自体は狭い。植田日銀総裁が昨日の参議院に続いて、午前に衆議院に出席し答弁を行ったが、相場への影響は目立たなかった。
ユーロドルは朝からのレンジがわずか9ポイント。ポンドドルが11ポイントとなっており、主要通貨は基本的に様子見。
日経平均に利益確定売りも、香港ハンセンが2%前後の上昇とアジア株がまちまちでリスク関連の動きにも乏しい。ユーロ円は164円台後半での18銭。ポンド円は21銭レンジ。
11時のNZ準備銀行は市場予想通り政策金利を据え置いた。声明やサマリーで従来通り当面の引き締め姿勢維持を示したことで一時0.6050ドル台から0.6077に上昇、すぐに上昇分を戻す動きも、その後再び上昇。もっとも発表後の上昇は20ポイントほどに留まっており、落ち着いた動き。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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