【本日の見通し】ドル円はジャクソンホール待ちの流れ変わらずか、英CPIは伸びが強まる見込み
【本日の見通し】ドル円はジャクソンホール待ちの流れ変わらずか、英CPIは伸びが強まる見込み
海外市場でドル円は147円台での推移が続いた。木曜日からのカンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」待ちとなっている。金曜日現地時間午前8時(日本時間同日23時)からのパウエル米FRB議長の基調講演に注目が集まっている。
週末の同イベントまでは方向性のはっきりしない動きとなりそうで、この後も昨日同様に147円台を中心とした推移が見込まれる。先週の米生産者物価指数(PPI)を受けて、関税の物価に与える影響が警戒されており、議長は慎重姿勢を崩さないのではとの思惑からドル円はややしっかりした動きとなる可能性があるが、積極的にドル買いを仕掛けるほどの勢いは見られない。
ドル円は147円台を中心とした推移。148円20銭を付けてくるようだとドル高加速のリスクも、その手前148円00銭前後には売りが残っているとみられる。
ユーロドルは1.16台を中心とした推移か。1.17台では売りが出る展開。こちらも積極的にユーロ安ドル高を試す勢いはなく、レンジ取引が中心となりそう。
ユーロ円はIT/ハイテク関連株の売りもあり、この後のアジア株式市場での軟調地合いが警戒される分、やや上値が重くなりそう。ただ、ドル円のレンジ取引が見込まれる中、下値トライは限定的か。172円00銭を挟んでの推移が中心と見ている。
ポンドドルは1.3500を割り込む動きとなっている。こちらも上値では売りが出る展開。1.3550前後が重くなりそう。1.3450を割り込むともう一段の売りが出そうであるが、そこまでの勢いが出るかは微妙なところ。
ポンド円はユーロ円同様に株式市場警戒もあり上値が重い。海外市場では一時198円台を付けた。200円が重くなってきた印象があり199円台後半では売りが出る展開か。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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