午前中に安値更新も、その後ドル安一服、午後は落ち着いた動き=東京為替概況

午前中に安値更新も、その後ドル安一服、午後は落ち着いた動き=東京為替概況
　　
　昨日の市場でドル安が強まり、ロンドン市場の１４９円台から１４７円５９銭を付けた。米国の利下げ開始期待が重石。日銀のマイナス金利解除が３月になるとの思惑も円買いとなった。ＮＹ午後に１４８円３０銭前後まで回復も上値が重く、１４８円００銭台で東京朝を迎えた。
　　
　米債利回り低下もあり、東京午前もドル安が継続。海外市場の安値を割り込んで一時１４７円５３銭を付けた。その後昼前に１４８円１０銭台を付けるなど、一方向の動きにならず。午後は少し下げてのもみ合い。１４７円８０銭台を中心とした推移。この後米雇用統計を意識し、やや様子見ムードが広がった。
　　
　ユーロドルは昨日のドル安を受けて１．０９台にしっかり乗せて１．０９５０近くまで上昇。東京朝のドル安に１．０９５６まで上値を伸ばした。その後はもみ合いとなり朝から１２ポイントの推移に留まった。
　　
　ユーロ円は１６２円ばさみでの推移。昨日の１６３円近くから１６０円５０銭台までの大きな下げからの１６２円台回復後ということもあり、上下に動きにくい。
　　
MINKABU PRESS 山岡和雅