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円買い一色、日銀の早期マイナス金利解除観測広がる、ドル円147円台に下落=ロンドン為替概況

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円買い一色、日銀の早期マイナス金利解除観測広がる、ドル円147円台に下落=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円買い一色となっている。にわかに日銀の早期マイナス金利解除観測が広がったことが背景。春闘で昨年を上回る賃上げ要求となるなかで、実質賃金の落ち込み度合いも緩和されつつある。先日の高田日銀審議委員や本日の中川日銀審議委員などからはマイナス金利解除に前向きな意見が出てきている。また政府関係者からも3-4月のマイナス金利解除を容認する論調が報じられていた。東京市場で149円台前半から148円台前半に下げたあと、ロンドン序盤には安値を147.77近辺まで広げた。2月7日以来、約1カ月ぶりのドル安・円高水準となっている。その後の戻りも限定的。クロス円も全面安で、ユーロ円は161円ちょうど付近、ポンド円は188.25付近まで安値を広げた。また、ECB理事会の金融政策発表を控えてユーロの上値が重い。対ポンドでの売りが顕著となっている。ECB理事会ではインフレ予測が引き下げられるとの観測が優勢になっている。今後の利下げの布石となるのかが注目されている。

 ドル円は147円台後半での取引。東京朝方につけた149.38近辺を高値に、ほぼ一方通行で下落している。ロンドン序盤には147.77近辺まで安値を広げ、その後の反発力も鈍い。約1カ月ぶりの円高・ドル安水準となっている。一連の日銀高官や政府関係者などで市場には早期マイナス金利解除観測が高まってきているもよう。

 ユーロドルは1.09付近での取引。円相場主導の展開で対ドルでは1.0888から1.0907までのレンジで揉み合っている。ユーロ円はドル円とともに下落。東京朝方の162.85近辺を高値にロンドン時間には161.00近辺まで下落した。対ポンドでもユーロは軟調。ECB理事会でのインフレ予測引き下げなどの思惑が広がっている。

 ポンドドルは1.27台半ばでの取引。1.27台前半での揉み合いを抜け出して、1.2760台へと高値を伸ばしている。一方、ポンド円は円買いに押されて軟調。東京朝方の190.23近辺を高値に、ロンドン序盤には188.25近辺まで安値を広げた。その後は、188円台後半に下げ渋っている。ユーロポンドは下落。0.8560付近から0.8540付近へと下押しされている。ユーロ相場が小安いことに加えて、ポンドにとっては英DMP1年インフレ予想が3.3%と市場予想3.0%を上回ったことが支援材料となったもよう。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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