ポンドドルは狭い範囲で振幅 英央銀が購入した英国債を全て売却する可能性=NY為替
きょうも為替市場は様子見の雰囲気が強まる中で、ポンドドルは1.26ドル台後半での狭い範囲での振幅に終始している。英中銀の利下げ開始はFRBやECBよりも遅いとの見方も出る中で、ポンドは底堅い動きを継続している一方、ポンドドルは1.27ドル台に慎重な雰囲気に変化はない。
本日は金融市場を監督するラムズデン英中銀副総裁の講演が伝わっていたが、英央銀は量的緩和(QE)で購入した英国債を全て売却する可能性があるとの見方を示した。将来の危機に備えて一段の余力を確保することが目的だが、その場合、FRBの方向とはかい離する動きとなる。
ラムズデン副総裁は「準備資産が望ましい最低レンジに達した後もQEのポートフォリオ縮小を続ける可能性がある」と述べた。このポートフォリオはピーク時には8950億ポンドまで拡大していた。
GBP/USD 1.2680 GBP/JPY 190.88 EUR/GBP 0.8553
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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