ポンドドルはレンジ取引に終始 英中銀からは景気に配慮した姿勢も=NY為替
きょうのポンドドルは1.26ドル台前半での狭いレンジでの取引に終始している。21日線と200日線の間での推移が続いており、200日線の上での底堅さは堅持しているものの、上値追いの動きは見られず、次の展開を待っている状況。
前日はベイリー英中銀総裁が議会「利下げを支持する前にインフレが目標の2%まで低下する必要はない」と述べ、市場は利下げ期待を若干高めている。また、本日はハト派で知られるディングラ英中銀委員の発言も伝わり、「利下げを先延ばしにすることは生活水準を犠牲にすることになり、英経済のハードランディングの引き金になりかねない」と警告していた。インフレはすでに確固とした下降基調にあり、金融緩和を始めるべきだと改めて主張している。
先日発表の10-12月の英GDPがマイナス成長となり、英経済はテクニカル的なリセッション(景気後退)入りとなる中で、英中銀からは、景気に配慮した姿勢も垣間見せ始めているようだ。
GBP/USD 1.2618 GBP/JPY 189.67 EUR/GBP 0.8567
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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