ドル円はユーロドルでのドル売りなどに売りがやや優勢=ロンドン為替概況
ドル円はユーロドルでのドル売りなどに売りがやや優勢=ロンドン為替概況
ドル円は東京市場でドル買い円売りが強まり、ロンドン朝にかけて150円44銭を付けた。ロンドン市場ではドル売りが優勢となり150円10銭台を付けている。ユーロ圏10-12月期妥結賃金発表を前に、ユーロ買いドル売りが強まり、ドル全般の売りを誘った。
19時台の英中銀総裁を含む金融政策委員による英議会財務委員会での議会証言を前にしたポンド高ドル安もドル全面安に寄与した。
ユーロドルは上値を抑えていた1.0800を超えて、一時1.0810前後を付けた。注目されたユーロ圏妥結賃金は前年比+4.5%と7-9月期の4.7%をやや下回り、高値からやや調整も、1.0790台を付けた後、1.08台に戻すなど、堅調地合い。
ユーロ円は対ドルでのユーロ買いもあり、162円30銭前後と、昨年11月以来の高値圏を付けた。注目された10-12月期妥結賃金発表後に少し売りも162円10銭台までに留まり、162円20銭台を付けるなど、しっかり。
英議会議会証言では、利下げ前にインフレがターゲットに到達する必要はないなどの発言が見られた。ユーロドルでのユーロ買いもありロンドン午前に1.2580ドル近くから1.2610ドル台までポンド高となったが、その後1.2580ドル台を付けている。ポンド円は189円10銭台から189円50銭前後を付けたが、189円10銭前後を付けた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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