年末年始を前に市場は様子見ムード=東京為替概況
年末年始を前に市場は様子見ムード=東京為替概況
ドル円は141円台での推移。昨日海外市場で140円25銭前後まで下落。米国の早期利下げ開始期待が根強く、ドル売りが広がった。ロンドンフィキシングに絡んだドル買いや、7年債入札の不調での米債利回りの上昇などがドル買いとなり、141円60銭台まで戻し、141円40銭台で東京朝を迎えた。
東京市場は141円台での推移。午前中はややドル買いとなり141円67銭まで上昇。ただ、年末年始を前に東京勢は様子見ムードを強めており、大きな動きにはならなかった。
昼前から調整が入り141円台前半へ落としてもみ合いとなった。
ユーロドルは1.10台後半での推移。昨日海外市場はドル安局面で1.1140手前を付けたが、その後のドルの買い戻しに1.10台後半に落とし、東京市場は動意なくもみ合っている。
ユーロ円は午前のドル円の上昇局面で156円93銭を付けたが、その後の調整に156円台前半へ落としている。
今日やや動きが出たのが中国人民元。中国人民銀行が対ドル基準値をドル安方向に寄せたことを受けてドル安元高が進行。ドル人民元、ドルオフショア人民元ともに7.10を割り込むと、売りが強まる場面が見られた。ドル人民元は7.0880を付け、6月2日以来のドル安元高となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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