ポンドドルは買い戻し優勢 明日は英CPI=NY為替
きょうのポンドドルは買い戻しが優勢となっており、1.27ドル台半ばまで上昇している。目先は上値を拒んでいた1.28ドルちょうどの付近の売りオーダーを突破できるかだが、上向きの流れは継続しており、その可能性は十分にありそうだ。
英中銀はタカ派色を堅持しているものの、市場はここ数カ月、英中銀のレトリックよりも、むしろハードデータに注目してきた。その意味でも明日の英消費者物価指数(CPI)は最注目となる。予想を下回るようであれば、市場は来年の利下げ期待を変えない。一方、予想を上回るようであれば、英中銀のタカ派なレトリックにも少し耳を傾けるかもしれない。
総合指数は前年比4.3%への鈍化が見込まれ、コア指数は5.5%への低下が予想されている。ただし、英中銀が注視しているサービス・インフレは6.6%に留まることが予想されている。
*英消費者物価指数(11月)20日16:00
予想 0.2% 前回 0.0%(前月比)
予想 4.3% 前回 4.6%(前年比)
予想 5.5% 前回 5.7%(コア・前年比)
予想 6.6% 前回 6.6%(サービス・前年比)
GBP/USD 1.2751 GBP/JPY 183.11 EUR/GBP 0.8610
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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