【これからの見通し】ドル安にやや警戒感も戻りは鈍い
【これからの見通し】ドル安にやや警戒感も戻りは鈍い
昨日までの流れがさらに強まる形で東京午前にドル円は売りが強まり、146円67銭を付けた。11月13日に付けた今年の高値151円90銭台の後の押し目21日の147円15銭を割り込んでドル売りが加速した。21日に147円15銭を付けた後、いったん149円台後半まで上昇したことで、ドル円の底堅さが意識され、ドル買いポジションが少し積みかがっていたと見られ、ここにきてのドル安円高の勢いにつながっている。
午前中に4.276%台まで下げた米10年債利回りが午後に4.305%程度まで戻してくる中で、ドル円は147円30銭前後までドル買いとなったが、米債利回りはその後再び下げており、ドルの上値を抑えている。
この後の海外市場でもドル円は上値の重い展開が見込まれる。
昨日、米国のウォラーFRB理事が今後の利下げに言及したことがドル安の流れに寄与している。同理事はFOMCメンバーの中でもタカ派の筆頭格とみなされていただけに、インパクトが大きいものとなった。
12月のFOMCでの金利据え置きだけでなく、従来は6月13日、14日を本命と見ていた利下げ開始について、早ければ3月にも開始との思惑が広がっており、ドル売りにつながっている。
今週に入って3円超の下げとなっており、さすがに行き過ぎ感もあるが、金融政策見通しの変化という大きな材料だけに、ドル安の流れはまだ続くと見ている。この後の戻りが147円台半ば前後に留まるようだと、146円台へしっかり値を落とす展開も十分にあり得る。
ユーロドルは1.10ちょうど前後の推移。この後、22時に発表されるドイツ消費者物価指数速報値の結果次第では一転してユーロ売りが強まる可能性があるだけに、ここからのユーロ買いにはやや慎重。指標発表を待ちたいところ。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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