【これからの見通し】ドル円、152円付近がポイントに、介入を意識 きょうは米ADP雇用統計
【これからの見通し】ドル円、152円付近がポイントに、介入を意識 きょうは米ADP雇用統計
ドル円相場をはじめ、クロス円などが円安方向へと一斉に動き出している。言うまでもなく、前日の日銀決定会合でのYCC柔軟化や植田日銀総裁会見、9/27から10/27までに為替介入額がゼロだったことなどが円売り安心感を広げたことが背景だ。これに対して、神田財務官は「スタンバイ」ができているとの表現で、いつでも介入を実施できることを市場にアピールしている。
昨年10月21日にはドル円が直近の最高値151.95レベルをつけたあと、政府・日銀による大規模介入で146円台前半まで押し下げられた。足元の151円台はこのときの高値水準に接近しており、市場での警戒感はかなり高そうだ。152円付近の攻防となれば、ドル円相場が乱高下する可能性もあり注意したい。
この後の海外市場では日本時間午後9時15分に米ADP雇用統計(10月)が発表される。金曜日の米雇用統計、非農業部門雇用者数との連動性が低くなっていることが気がかりではあるが、ドル円のボラティリティーが高まっているタイミングとあって、発表結果に対する反応は大きくなる可能性もある。市場予想は15万人増と前回の8.9万人増から強含む見込み。また、最近市場反応が大きいのがJOLTS求人件数だ。日本時間午後11時に発表されるその予想は940万件と前回の961万件から減少する見込み。ドル円の短期変動材料として注目されよう。
その他には米財務省がクオータリーリファンディング(四半期定例入札)の詳細を発表する。増額であれば債券売り(利回り上昇)、減額であれば債券買い(利回り低下)の反応が想定される。市場では米財政赤字の拡大により、大量増発を見込む声が多いようだ。
そして日本時間2日午前3時に米FOMC会合の結果発表、同3時30分にパウエル議長会見が予定されている。今回は政策金利据え置き観測がほぼ市場コンセンサスとなっており、無難に通過する見込みが高い。
この後のロンドン市場では、英ネーションワイド住宅価格指数(10月)、英製造業PMI(購買担当者景気指数)確報値(10月)などが発表されるほかは、主要なユーロ圏指標の発表予定はみられない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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