このあと8月の米中古住宅販売件数 前回の反動で増加予想
このあと日本時間23時に8月の米中古住宅販売件数が発表される。予想では年率換算で412万件と前回から増加が予想されている。
米中古住宅市場は在庫不足と高金利が重しとなっており、閉塞した状況が続いている。高金利のため低金利時代に購入した住宅保有者からの買い替え需要が低下し、市場への出物が極端に少なくなっている。価格も記録的な水準に上昇する中で、購入希望者は新築に向かうか、購入を断念している状況。
今回は、前回が急激に減少していたことから、その反動が出ると見込まれているようだが、8月も米住宅ローン金利30年物は7%台で推移し、状況は変わっていない。
先行指標として注目されている、購入申し込み段階での統計である米中古住宅販売保留件数が予想外に上昇していたことも今回の予想に反映されているようだ。
*米中古住宅販売件数(8月)23:00
予想 412万件 前回 407万件
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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