【これからの見通し】材料多い一週間がスタート、きょうは目立ったイベントなく静かな展開に
【これからの見通し】材料多い一週間がスタート、きょうは目立ったイベントなく静かな展開に
今週は材料が多い一週間となる。米FOMCに英中銀、スイスとトルコ、中国政策金利、日銀など主要国の政策金利発表が相次ぐ。ただ、水曜日の米FOMCまでは材料難。様子見ムードのなかで週明けの取引が始まっている。
きょうは東京市場が敬老の日の祝日のため休場となっている。アジア市場では中国関連の話題が中心となっている。朝方には「中国当局が中国恒大集団の富裕層向け資産管理部門の複数の従業員を拘束した」との報道が流れ、中国恒大株が約25%安と急落する場面があった。しかし、足元では同社株の下落は一巡しており前営業日終値付近に値を戻している。ただ、先週末の米株が軟調に取引を終了したことで、週明けのアジア太平洋株は総じて軟調に推移している。
為替市場は比較的小動き。ドル円は147円台後半、ユーロドルは1.06台後半、ポンドドルは1.23台後半から1.24付近、豪ドル/ドルは0.64台前半から半ばで推移している。リスク動向に敏感な豪ドルは比較的底堅く推移しており、リスク回避圧力は軽微。NY原油先物が91ドル台半ばへと一段と買われており、豪ドル買いにつながる面もあるようだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、カナダ住宅着工件数(8月)、カナダ鉱工業製品価格(8月)、米NAHB住宅市場指数(9月)、対米証券投資(7月)など。比較的、市場注目度の低い指標群となっている。また、きょうは東京早朝に英ライトムーブ住宅価格が発表されたほかは、ロンドン時間には主要な英欧経済指標発表は予定されていない。
発言イベント関連では、日本時間午後6時にデギンドスECB副総裁の講演が予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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