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【来週の注目材料】政策金利は据え置き見込み、注目はドットプロット=米連邦公開市場委員会(FOMC)

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【来週の注目材料】政策金利は据え置き見込み、注目はドットプロット=米連邦公開市場委員会(FOMC)

 9月19/20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は現行の5.25-5.50%で維持される見込みとなっています。専門家予想、短期金利市場の織り込みともに現状維持でほぼ一致しており、波乱要素は少ないと見られます。

 注目は今後に向けての姿勢。10月31日/11月1日もしくは12月12/13日に追加利上げを行うかどうかは意見が分かれており、据え置き見通しが6割強、どちらかで利上げをするという見通しが4割弱となっています。

 声明やパウエル議長会見でこの見通しが大きく変化するようだと、相場も大きく動くことになります。ただ、声明や会見では前回同様に今後の政策判断についてはデータ次第という姿勢を維持すると見込まれています。

 そうした中、注目を集めているのが四半期に一度示されるFOMCメンバーによる経済見通し(Summary of Economic Projections)です。特に年末時点での各メンバーの政策金利見通しをドットで示したドットプロットに注目が集まっています。
 前回6月のFOMCで示されたドットプロットでは2023年末時点での中心的な見通しは5.50-5.75%となっており、3月時点での5.00-5.25%から0.5%引き上げられました。2024年末時点での見通しは4.50-4.75%が中央値となっており、3月時点の4.25-4.50%から0.25%引き上げられました。

 2023年末に関しては、市場の6割以上が見込んでいる5.25-5.50%が大勢になるかどうかが注目されます。6月は5.50-5.75%が9名、より高い水準が3名、より低い水準が6名となっていました。今回525-5.50%、5.50-5.75%以外の選択肢は考えにくいため、5.50-5.75%から何名が5.25-5.50%へ移るか。今回から参加するクーグラー理事、シュミッド・カンザスシティ連銀総裁、7月に退任したブラード・セントルイス連銀総裁の代理で参加するパエーゼ第一副総裁(暫定総裁)がどのような見通しを示すかが注目されます。
 5.25-5.50%見通しが大勢となっているようだと、7月をもっての利上げ打ち止め期待がもう一段強まります。

 2024年末に関して中央値は4.50-4.75%でしたが、同水準を見込んだメンバーは2名だけで、それ以上が8名、それ以下が8名となっていました。現行の5.25-5.50%より低い水準という意味では15名となっています。同様の状況が見られると来年中の複数回利下げ見通しにつながります。当面の金利の高い水準での維持姿勢を示すパウエル総裁ですが、市場の利下げ期待がドットプロットを受けて強まると、ドル売りにつながると見込まれます。

 物価見通し、経済成長見通しにも注目です。
 物価見通しは前回2023年末のPCEデフレータ前年比が+3.2%、同コアデフレータ前年比を+3.9%と予想しました。総合を3月から0.1%ポイント下方修正する一方、コアの見通しを0.3%ポイント上方修正しています。2024年は2.5%と2.6%で3月と同水準でした。最新7月のPCEデフレータは+3.3%、コアが+4.2%、SEPで示される四半期データは最新第2四半期改定値で+2.5%、+3.7%です。エネルギー価格の上昇もあって総合指数は上昇傾向にあり、見通しが上方修正される可能性があります。一方コアは消費者物価指数(CPI)前年比のコア指数の低下もあり、10-12月期は前回見通しよりも低い可能性が高そうです。物価見通しの鈍化は追加利上げ期待の後退につながります。また、来年の物価見通しがどこまで落ち着いているかも重要です。見通しが上方修正されているようだと、積極的な利下げは難しいという判断につながる可能性があります。

 経済成長見通しは2023年が+1.0%、2024年が+1.1%となっています。最新第2四半期GDP改定値は+2.1%、第1四半期は+2.0%と堅調な成長を維持しています。今後雇用市場の厳しい状況などを受けて景気の鈍化が見込まれますが、今年の見通しとしてはもう少し高い水準が見込まれるところです。一方来年は厳しい見通しが維持されています。ともにある程度の上方修正があるとドル買い材料となります。

MINKABU PRESS 山岡和雅

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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