米運輸省がアメリカン航空に対し410万ドルの罰金=米国株個別
米運輸省はアメリカン航空<AAL>に対し、410万ドルの罰金を科した。乗客を降機させずに滑走路上で3時間以上待機したとしている。地上待機による長時間の遅延を禁じる法律への違反での罰金額としては過去最大。
運輸省の発表によると、ブティジェッジ運輸長官は航空会社による長時間の遅延や欠航を強く批判しており、同省は昨年から対応を強化している。
米国の法律では、国内線の運航時に3時間以上、乗客を降機させずに滑走路上で待機することを禁じている。アメリカン航空では2018-21年に国内線の計43の便で違反があったと、運輸省は説明。影響を受けた乗客の総数は5821人だとしている。43便のうち1便では、法律で義務付けられている乗客への食事と水の提供がなかったという。
アメリカン航空は電子メールで、悪天候時に多くの航空機が空港で待機する事態を防ぐため、運航システムの改善を進めていると説明した。罰金額のうち半分の205万ドルは、遅延した便に搭乗していた乗客への補償に充てられると運輸省は説明している。
株価への影響は出ていない。
(NY時間13:32)
アメリカン航空<AAL> 14.67(+0.09 +0.58%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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