一時ドル安もその後ドル高強まる=東京為替概況
一時ドル安もその後ドル高強まる=東京為替概況
先週末、米雇用統計後にドル売りが強まり、142円台から141円50銭台まで下げたドル円。先週末終値に近い141円70銭台で週の取引が始まると、もみ合いを経て、いったん141円52銭までドル売り円買いとなった。米雇用統計を受けて7月の米FOMCでの利上げ打ち止め期待が強まり、週明けもドル売りが継続した。米雇用統計後の安値である141円55銭をわずかに下回ったものの、141円台半ば前後の買いを崩せず反転。日経平均のプラス転を受けたリスク選好の円売りもあって142円台を回復、昼過ぎに142円30銭を付けた。
その後は142円台前半での推移。ユーロドル、ポンドドルでのドル買いがドル円の支えとなったが、昼過ぎの高値を超えるだけの勢いが出ず。
ユーロドルは朝の1.1010台を中心とした推移からドル高の動きが強まり1.0980前後を付けた。ユーロ圏の追加利上げ期待が後退してきており、上値の重い展開が続いている。
ポンドドルもユーロドル同様に売りが優勢で朝の1.2760ドル台から1.2718を付けた。先週の0.25%利上げ後も追加利上げ期待が広がっているが、一部で慎重姿勢も見られており、ポンドの重石となっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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