アジア株 香港株は上げ帳消し、中国財新PMIが半年ぶり低水準 豪州株は上げ拡大、2会合連続で据え置き
アジア株 香港株は上げ帳消し、中国財新PMIが半年ぶり低水準 豪州株は上げ拡大、2会合連続で据え置き
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 20059.28(-19.66 -0.10%)
中国上海総合指数 3294.98(+3.94 +0.12%)
台湾加権指数 17196.20(+50.77 +0.30%)
韓国総合株価指数 2657.67(+25.09 +0.95%)
豪ASX200指数 7457.70(+47.28 +0.64%)
インドSENSEX30種 66621.06(+93.39 +0.14%)
アジア株は軒並み上昇。
香港株は上げ帳消し。中小企業を対象とした財新の7月中国製造業PMIが50を割り込み、半年ぶり低水準となったことが嫌気されている。約3カ月ぶり高値圏にあることから利益確定の売りも見られる。もっとも下値では中国景気支援策を好感した買いは見られる。
米中関係悪化は懸念材料。中国当局は本日からゲルマニウムおよびガリウムの輸出規制を実施するほか、9月1日からドローンの輸出を規制する。当局はドローンが軍事目的に使用されることを懸念、特定の国を標的にしているわけではいと説明しているものの、バイデン米政権による対中半導体規制に対する報復措置と見られる。米商務長官は今月末、北京を訪問し半導体規制を巡り中国商務省と協議する計画との報道が伝わっているが、米中関係の大きな改善は期待できない。
不動産株は下落。碧桂園控股は6.9%安、恒隆地産は5.6%安、CG SERVICESは3.3%安、龍湖集団は2.6%安。中国不動産調査会社の暫定データによると、中国大手不動産100社の新築住宅販売額が前年比33.1%減と1年ぶりの大幅な落ち込みを記録した。
豪州株は上げ幅拡大。豪中銀理事会が2会合連続で金利を据え置いたことが好感されている。ただ、声明ではインフレを中銀目標に戻すには、さらなる利上げが必要になるかもしれないとしており、引き締めサイクルが終了との判断は時期尚早。

執筆者 : MINKABU PRESS
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