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ユーロとポンドに売り圧力、一連のPMI速報値の悪化で=ロンドン為替概況

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ユーロとポンドに売り圧力、一連のPMI速報値の悪化で=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ユーロとポンドが売られている。独仏ユーロ圏、英国などの7月PMI速報値が製造業、非製造業ともに予想以上の悪化となったことが背景。景気見通しの悪化とともに、市場での英中銀やECBのターミナルレート観測が引き下げられている。ユーロドルは東京市場では1.11台前半での揉み合いに終始したが、ロンドン朝方にはポジション調整的な買いで1.1147近辺に高値を伸ばした。その後は一連のPMIの悪化を受けて急落、一時1.1066近辺に安値を広げた。ユーロ円も157円台後半から156.30台まで下押しされた。ポンドドルは1.2884近辺に高値を伸ばしたあと、ユーロドルとともに下落。さらに英PMIの結果を受けて1.2808近辺まで安値を広げた。ポンド円は182円台割れから181.02近辺まで下落。ドル円はクロス円の下落や、欧州債利回り低下に連れた米債利回りの低下を受けて軟調に推移。141.60付近で上値を抑えられると、一時141.05近辺まで下落した。関係者の発言として、「日銀が23年度物価見通しを2.5%程度に大幅上方修正の公算大」と報じられたことに円買い反応がみられる場面もあった。ドル指数は先週末の円安、週明けは欧州通貨安を背景に続伸している。

 ドル円は141円台前半での取引。東京午後は141円台半ばで売買が交錯したが、ロンドン時間に入ると下値を試す動きとなっている。一連の欧州や英国PMI速報値が悪化したことがクロス円の下落、米債利回り低下とともにドル円相場を圧迫。関係者の発言として、「日銀が23年度物価見通しを2.5%程度に大幅上方修正の公算大」と報じられたことに円買い反応がみられる場面もあった。安値を141.05近辺に広げている。
 
 ユーロドルは1.10台後半での取引。序盤に1.1147近辺まで買われたあとは、仏PMI速報値に悪化をきっかけに売りに転じた。さらに独PMIやユーロ圏PMIなども予想を下回る数字となり、欧州債利回り低下とともに売られ、安値を1.1066近辺に更新した。ユーロ円は157.50付近から157円台割れへと下落。足元では156.36近辺に安値を広げている。対ポンドでは下に往って来い。欧州と英国のPMIがいずれも弱い結果で、発表タイミングの差でそれぞれ売られている。

 ポンドドルは1.28台前半での取引。序盤につけた1.2884近辺を高値に、その後は売りが強まった。ユーロドルの下落につれたあと、英PMI速報値の悪化でポンド自体にも売りが加速、一時1.2808近辺に安値を広げた。ポンド円は182円台前半から大台を割り込むと、安値を181.02近辺に更新している。ユーロポンドは0.8650付近から0.8620付近まで下落したあと、0.8640台へと反発。下に往って来いとなっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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