やや材料不足、ドル円しっかりも、動き限定的=東京為替概況
やや材料不足、ドル円しっかりも、動き限定的=東京為替概況
昨日米国市場が休場で落ち着いた取引となった後を受けた5日の東京市場。ドル円は144円台での推移が続いた。144円40銭台で朝の取引をスタート、朝は144円39円を付ける場面が見られたが、午前中に144円60銭台を付けるなど基本的にはしっかりとなった。
米国の複数回利上げ期待などが下値を支えた。今週月曜日の米ISM製造業景気指数がかなり弱く出たものの、下げが限定的にとどまったことで、ドル買いが入りやすい地合い。午後はいったん144円50銭割れまで調整が入ったが、その後再びドル買いとなり144円60銭台を付けている。
月曜日に米ISM製造業景気指数の弱さに1.0930台を付けた後、じりじりと売りが出ているユーロドル。朝方1.0890台を付ける動きも、その後1.0870割れと先週金曜日以来の安値を付けた。こちらも様子見ムードが強い中、値幅自体は小さいものの、やや重くなっている。
ユーロ円は157円台前半推移。158円ちょうど前後が重くなっている。
昨日の中国当局による元安是正、朝も中国人民銀行による対ドル基準値のドル安設定などで、7.21台を付けるなど、朝はドル安元高となったが、中国財新PMIが弱く一転して元売り。午後も7.23台後半の高値圏もみ合い。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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