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【来週の注目材料】6月の追加利上げの思惑も絡み、注目集まる米雇用統計

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【来週の注目材料】6月の追加利上げの思惑も絡み、注目集まる米雇用統計

 5月の米雇用統計が6月2日に発表されます

前回4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+25.3万人と、市場予想の+18万人前後を大きく上回りました。また失業率は3月の3.5%から3.6%に悪化するとの見通しに反して3.4%に低下しました。平均時給は前月比、前年比ともに市場予想及び前回値を上回る伸びとなりました。こうした米雇用の力強さが、米経済成長への期待感につながっています。

非農業部門雇用者数の内訳を確認すると、3月は雇用減となった財部門が+3.3万人と堅調な伸びを示しました。サービス部門も+19.7万人と1月以来の伸びになっています。このところ堅調な伸びを示す対事業所サービス、教育・医療サービス、娯楽・接客の3部門が今回も堅調な伸びを示しました。3月は雇用減となっていた小売業も+0.8万人と小幅ですがプラス圏を回復しています。対事業所サービスの内、雇用全体の先行指標と言われるテンポラリーヘルプサービス(派遣業)は-2.33万人と3カ月連続での減少となっています。ただ、これは正規雇用の勢いが強いことによる部分があります。大幅なレイオフが続いたことで、一時雇用減が見られた情報業は+0.1万人と小幅ながら2カ月連続のプラス圏です。

関連指標をみると、週次ベースの新規失業保険申請件数は基準日12日を含む週ベースの比較で、4月が+24.6万件、5月が+24.2万件とほぼ同水準です。

S&Pグローバルによる購買担当者景気指数(PMI)は製造業が市場予想及び前回を下回り、好悪判断の50も割り込む48.5、サービス業が市場予想及び前回値を上回る55.1とまちまちでした。

その他の関連指標はまだ出ていませんが、予想値を確認しましょう。
5月30日のコンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)は99.5と4月の101.3から鈍化見込みです。前回は市場予想及び3月の数字を下回りましたが、雇用情勢については職が十分にあるとみなす回答者の割合が3月の47.9%から48.4%に上昇しました。今回も全体の数字だけでなく、雇用部門の数字にも注目です。

5月31日の米雇用動態調査(JOLTS・4月)の求人件数は977万人前後と、3月の959万人から増加見込みです。3月の予想値は今回の予想値とほぼ同水準、2月は997.4万人となっており、やや冴えない結果でした。小売業、運輸・倉庫、対事業所サービスなどの求人数減少がやや目立ちました。もっとも失業者自体が減っている為、失業者一人当たりの求人件数は2月時点での1.71件から3月は1.70件とそれほど落ちていません。
なおJOLTSは4月といっても4月末時点での数字のため、5月7-13日のデータである今回の雇用統計に近い状況の数字です。

1日の米ADP雇用者数(5月)は16万人と4月の29.6万人から大きく減少見込みです。

同じく1日のISM(供給管理協会)製造業景気指数(PMI・5月)は、47.0と前回の47.1から小幅鈍化見込みです。前回は雇用部門数字が50.2と3月の46.9から3.3ポイントの上昇となりました。新規受注、生産など重要視されている項目がともにプラス圏と、力強い結果でした。今回も全体の数字だけでなく、内訳にも注目が集まります。

こうした状況を受けて今回の市場予想ですが、非農業部門雇用者数(NFP)は前月比+18万人と、前回の+25.3万人から伸びが鈍化見込みです。民間部門が前回の+23万人から+15.8万人に伸びが鈍化する見込みです。失業率は3.5%に0.1%ポイント悪化見込みです。
平均時給は前月比+0.3%、前年比+4.3%と前回の+0.5%、+4.4%から小幅ながら伸びが鈍化見込みです。

前々回(3月)の非農業部門雇用者数はほぼ予想通りでしたが、前回を始め、今年に入って(正確には昨年後半ぐらいから傾向が出ていましたが)市場予想を上回っての雇用増が目立っていました。
労働力人口は3月から4月にかけて4.3万人の減少と頭打ち傾向。4月の失業者数は565.7万人と2000年12月以来、22年4ヶ月ぶりの低水準となっています。要は雇用者の伸びる余地が少なくなっており、そうした中での+18万人はそれほど弱くない水準です。

予想前後の雇用の伸びと、失業率の小幅な悪化程度であれば、6月もしくは7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切るという市場の予想を後退させるようなものにはならないと思われます。

予想を超えて前回並みの伸びを示すようだと、一気のドル高もあり得ます。なお、物価への影響もあって平均時給の水準にも注意して指標を見ていきたいところです。NFPと失業率が悪くない水準で平均時給が伸びると、こちらも一気のドル買いが出る可能性があります。

MINKABU PRESS 山岡和雅

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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