ユーロ円、日足のローソク足は11日ぶりに陰線を示現しそうな気配=NY為替
きょうのユーロ円はドル円に沿った値動きをしており、一時147円付近まで下落している。日足のローソク足は11日ぶりに陰線を示現しそうな気配となっている。4月6日以降買いが続いているが、まだ過熱感までは見られておらず、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは64付近で推移している。70を超えると買われ過ぎのサインとなる。
市場は5月の理事会での利上げ幅についてのヒントを得たがっている。0.25%ポイントの利上げは確実視しているものの、0.50%ポイントの利上げがあるかどうかを探っている状況。5月4日が次回のECB理事会だが、その前の2日にユーロ圏の消費者物価指数(HICP)の発表があり、その結果が最終的な判断を決めてくれそうだ。それまでは理事の発言がより良い指標ということになるのかもしれない。
市場からは、講演の注目点として3つの柱に関する色彩があるかどうかが注目との指摘が出ている。その3つの柱とは、経済・金融データを考慮したインフレ見通し、基調インフレの動向、そして、政策伝達であるという。
EUR/JPY 147.21 USD/JPY 134.21 EUR/USD 1.0969
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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