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FX/為替「ドル/円、一目雲上抜けに失敗 上値重い」 外為どっとコム トゥデイ 2023年3月24日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年3月24日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼23日(木)の為替相場
(1):英中銀 市場予想通りの利上げ
(2):米経済指標は前回から改善
(3):ドル/円 2月10日以来の水準まで下落

▼23日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:英・欧・米の景況感格差が手掛かり/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

23日(木)の為替相場


期間:23日(木)午前6時10分~24日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英中銀 市場予想通りの利上げ

英中銀(BOE)は予想通りに政策金利を4.00%から4.25%に引き上げた。声明では「インフレ持続の兆しがあればさらなる利上げが必要」「インフレ率の急上昇はこれまでの予想よりも早く鈍化する」との見通しを示した。議事録では英中銀金融政策委員会(MPC)メンバー9人中7人が利上げを支持、2人は据え置きを支持していたことが明らかとなった。ポンドは一時買い優勢となったが、英経済の先行き不安などから伸び悩んだ。なお、この日はスイス中銀(SNB)も50bp(0.50%)の利上げを決定しており、欧米の中央銀行が金融不安への対応よりもインフレの抑制に重心を置いていることが明確になった。

(2):米経済指標は前回から改善

米新規失業保険申請件数は19.1万件と予想(19.7万件)に反して前週(19.2万件)から減少した。その後発表された米2月新築住宅販売件数は年率換算64.0万件と前月(63.3万件)から増加したものの、予想(65.0万件)には届かなかった。

(3):ドル/円 2月10日以来の水準まで下落

前日に「預金保険の上限引き上げは検討していない」との考えを示していたイエレン米財務長官は「預金の安全性を確保するために強力な措置を講じた。重要な対策ツールを再び使用する可能性がある」と発言。しかし、米株式市場の反応は鈍く銀行株は下落。米長期金利が低下する中でドル/円も2月10日以来となる130.32円前後まで下値を拡大した。

23日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:英・欧・米の景況感格差が手掛かり

昨日のドル/円は1カ月半ぶり安値へと続落した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て利上げ打ち止め観測が広がる中、この日も米長期金利が低下。これにつれて2月10日以来の安値となる130.32円前後まで下落した。一時は131.66円前後まで反発したが、日足一目均衡表の雲下限に上値を阻まれる格好で失速しており、本日も上値の重い展開が予想される。なお、本日の日足一目均衡表の雲下限は131.81円前後に位置している。

材料面では日本2月消費者物価指数(CPI)が注目されよう。市場予想によれば、生鮮食品を除いたベースで前年比+3.1%へ大幅に減速する見通し(前月+4.2%)。4月に発足する植田新体制の日銀が大規模緩和の修正に動くとの観測が一段と後退する可能性もある。その他、米3月購買担当者景気指数(PMI)にも注目したい。総合PMIは前月の50.1から49.5に低下すると予想されている。3月PMIは英国やユーロ圏でも発表されるため、米国との景況感格差が為替相場の手掛かり材料になることも考えられる。

注目の経済指標:独・欧・英・米 製造業/サービス業PMI

注目のイベント:米要人発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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