モデルナが下落 臨床試験のまちまちな結果に疑問の声も=米国株個別
モデルナ<MRNA>が下落。同社のインフルエンザ向けワクチンの最終段階の臨床試験がまちまちな結果となったことから、早ければ今年中にFDAに承認を申請するという同社の計画について、市場では疑問の声が上がっている。
18歳以上の成人6000人以上を対象とした試験で、同社のインフルエンザ向けワクチン「mRNA-1010」が、最も一般的なA型インフルエンザに対しては既存のワクチンと同程度の免疫反応を示した。しかし、B型インフルエンザに対しては既存のワクチンと同等であることを証明することができなかった。
同社はインフルエンザ・ワクチンの開発に注力しているが、フランチャイズ拡大のために、呼吸器疾患のリスクが高い人々にコロナ向けワクチンと組み合わて提供することを目標としている。
(NY時間09:35)
モデルナ<MRNA> 164.13(-8.18 -4.75%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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