ドル円は往って来い=東京為替概況
ドル円は往って来い=東京為替概況
ドル円は午前中に円高が進む展開となり、133円台から132円50銭台までドル安円高となった。昨日米消費者物価指数の予想を超える伸びを受け、米債利回りの上昇などを巻き込んでドル高となり、ドル円も133円台をしっかり付ける動きとなったが、東京市場に入ってその修正が入った形。昨日米国市場で3.61%台から3.8%に迫った米10年債利回りの調整がNY午後から続いており、3.74%前後での推移となっていることなどがドル売りを誘った。
もっとも安値を付けた後は買い戻しが入り、午後もドル買いの流れが継続する形で133円台を回復した。朝の水準に並ぶ動きとなり、ほぼ往って来い。
米CPIを受けて5月の利上げ継続見通しがもう一段強まり、年内5%を超える水準で政策金利が維持されるとの見通しも、発表前の少数派から60%を超える多数派に転じたことで、ドルが買われやすくなっている。
昨日は1.0700手前の買いもあってドル高で押されるも反発するなど不安定な動きとなったユーロドル。午前中のドル安局面では1.0740台まで。その後はドル高に押されて1.0710台を付けている。
ユーロ円は昨日海外市場でのドル円の上昇に143円に迫った後、東京午前にかけての円買いに142円30台を付けたが、その後ドル円の買い戻しもあり、142円台後半での推移。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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