日銀新総裁候補 植田和男氏の略歴
新総裁候補
植田和男氏。
日本の経済学者、共立女子大学ビジネス学部ビジネス学科教授。東京大学理学部を卒業後、同大学経済学部に学士入学。同大学大学院を経てマサチューセッツ工科大学大学院に進み、同大学で博士号を取得。カナダのブリティッシュコロンビア大学や大阪大学を経て、東京大学で教鞭をとった。2017年に東京大学を退官。
東京大学教授時代の1998年から2005年まで、速水総裁、福井総裁の下で、日銀金融政策委員会審議委員となっている。速水総裁時代のゼロ金利政策の導入や量的緩和導入において、日銀審議委員として理論的なバックボーンを支えた。また、速水総裁がゼロ金利政策を解除する際に、一度否決に回ったことがある。
1990年代前半に週刊東洋経済などを舞台に起きた当時の岩田規久男上智大学教授(後の日銀副総裁)と翁邦雄日銀調査統計局企画調査課長との間のマネーサプライ論争(岩田-翁論争)を裁定したことなどでも知られている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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