アルファベットの下げが続く ただ、アナリストからは強気な見解も＝米国株個別

　きょうもアルファベット＜GOOG＞株の下げが続いており、一時９３ドル台まで下落している。この２日間で株価は１３％も下落し、このままいけば２００８年９月以来の２日間の下げ幅となり、同社の時価総額は１６５０億ドル超減少している。

　市場は、今週に立ち上げた人工知能（ＡＩ）搭載の新たなチャットボット「Ｂａｒｄ（バード）」の実演説明を受け、マイクロソフト＜MSFT＞との競争で同社が劣勢に立たされるのではとの懸念が広がっている。

　しかし、アナリストからは同社がこの分野で独自の優位性を持っているとの強気な見解も出ている。グーグル検索には製品面でも流通面でも優位性があり、市場シェアの低下を理由に見通しを引き下げるような強い根拠はないという。グーグルは恐らく、検索用の優れたＡＩ技術、あるいは少なくともより良い結果を導くための優れたデータを持っており、それへの可視性は今後数カ月で改善されるはずだとしている。

（NY時間14:22）
アルファベット＜GOOG＞　94.35（-5.66　-5.66%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美