アジア株 香港市場で「ChatGPT」に注目集まる アリババも類似AIツール開発中、ライバルのバイドゥは急落
アジア株 香港市場で「ChatGPT」に注目集まる アリババも類似ツール開発中、ライバルのバイドゥは急落
東京時間11:10現在
香港ハンセン指数 21428.08(+144.56 +0.68%)
中国上海総合指数 3250.64(+18.54 +0.57%)
台湾加権指数 15602.20(-15.97 -0.10%)
韓国総合株価指数 2482.09(-1.55 -0.06%)
豪ASX200指数 7502.20(-27.87 -0.37%)
アジア株はまちまち。
香港株は0.68%高。「ChatGPT」を巡りハイテク関連に注目が集まっている。シャオミ、JDドットコム、レノボ、美団が上昇。バイドゥに続きアリババも「ChatGPT」に類似したAIツールを開発中だと発表した。アリババは1.2%高、ライバルであるバイドゥは6%急落している。
米グーグルが先日、「ChatGPT」に対抗する独自のAIチャットボット「Bard」を公開したほか、マイクロソフトが「ChatGPT」開発元のオープンAI社の最新技術搭載の検索エンジンを発表するなど、世界中でAI関連への注目度が高まっている。
ただ、証券時報は「ChatGPT」に関連する国内の株式投資にやみくもに参加すべきでないと警告しており、香港市場でのAI関連株の上げは一時的の可能性も。
※「ChatGPT」とは、イーロン・マスク氏らが立ち上げたAIベンチャーのオープンAI社が生み出したAIを使用したチャットボット。
テンセントホールディングスは0.8%高。人気シューティングゲーム「Valorant」の新たなeスポーツリーグを開始する計画だと報じられている。2020年に世界中で発売された「Valorant」は最も人気のあるeスポーツの1つに成長し、米ブリザードの「Overwatch」などライバル作品と並んで数十億ドル規模の市場を争っている。
コロナパンデミックの影響や中国政府によるゲーム規制を受け、2021年からの約2年間に認可されたゲームはゼロだったが、昨年末頃から中国政府は規制を緩和し始めており、今回のテンセントの報道を受け、ゲーム業界が規制前の本来の業務に戻りつつあるとの期待感が広まっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。