ユーロドルの下げは限定的との声も=NY為替
NY時間に入ってドルの買い戻しが見られているものの、ユーロドルは1.07ドル台での上下動に収まっている。トレンドラインのサポートが1.0680ドルにあり、目先の下値サポートとして意識される。
ユーロドルは先週のFOMCやECB理事会を経て、戻り売りが優勢となっている。ただ、下げは限定的となりそうだとの声も聞かれる。
先週のFOMCでの0.25%ポイントの緩やかな利上げにより、ユーロドルは心理的節目の1.10ドルを一時を超える場面も見られた。しかし、金曜日の予想外に強い米雇用統計を受けて、ドル安にポジションを傾けていた投資家がドルのショートカバーを活発化させているため、ユーロドルも調整に見舞われている。
ただし、強い米雇用統計がユーロドルの上昇の流れを打ち消したわけではなく、単にその流れを一時的に長引かせているだけだという。もし、ユーロドルが1.05ドルに向けて下落すとすれば、そこは買い場になると考えているという。
EUR/USD 1.0722 EUR/JPY 140.91 EUR/GBP 0.8885
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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