ドルは月末のリバランスから恩恵を受けるとの観測も=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル買いの動きも一服しており、ドル円は130円台前半に伸び悩んでいる。この日発表の米GDPや米新規失業保険申請件数、米新築住宅販売などの米経済指標が強い内容となったことから、ドル買いの動きが見られ、ドル円は130円半ばに上昇する場面が見られた。本日の21日線が来ている水準だが、いまのところ上値は拒まれている。
ドルは月末のリバランスから恩恵を受ける可能性があるとの観測が出ている。欧州株のユーロ・ストックス50指数は年初来で約10%上昇し、米株のS&P500の上昇率の約2倍となっている。このようなリターンの差は2020年11月以降で最大だが、この場合、ファンドマネジャーは通貨別のエクスポージャーのバランスを取るために、月末にドルを購入することを検討する可能性があるという。一部からは、月末のフローが本日すでに現れているとの指摘も出ているようだ。
USD/JPY 130.21 EUR/USD 1.0887 GBP/USD 1.2407
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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