ユーロ円は戻り売り ラガルド会見を受けターミナルレートの上方修正が相次ぐ=NY為替
きょうのユーロ円は戻り売りが強まっており144円台に戻している。前日は146.75円付近まで上昇し、上放れる動きが見られていたが、きょうはその上げを戻す展開となっている。本日の21日線が144.20円付近に来ているが、そこまで戻す展開になるか注目される。
前日のECB理事会でラガルド総裁がインフレを2%目標に戻すためには大幅な追加利上げが必要との認識を示した。あと数回0.50%ポイント利上げが必要と具体的な可能性まで示していた。
これを受けて市場では、ECBの利上げ見通しの上方修正が相次いでおり、一部からは、ECBは来年2月と3月に0.50%ポイントずつ利上げを実施し、5月にさらに0.25%ポイントの利上げを実施するとの見方も出ている。その場合、中銀預金金利のターミナルレート(最終到達点)は3.25%になる。
EUR/JPY 144.93 USD/JPY 136.57 EUR/USD 1.0613
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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