チャーターが大幅安 大規模なブロードバンド拡張計画を嫌気=米国株個別
ケーブルTVのチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>が大幅安。前日に投資家説明会を開催していたが、予想を遥かに上回る大規模なブロードバンド拡張計画を発表したことが嫌気されている。
同社は来年の107億ドルを皮切りに、向こう3年間のネットワークへの設備投資計画を発表したが、予想より10億ドル多い内容だった。同社のウィンフリー新CEOは「支出増はより高い世代間成長につながる」と述べていた。
インフラへの支出シフトは、業界の高水準の自社株買いの傾向から脱却し、数年先かもしれない収益増に大きな賭けをすることになる。同社は光ファイバーネットワーク事業者や無線ホームブロードバンドプロバイダーとの競争にも直面している。
一方、「ファイバーに比べれば防御的とも言える」との評価も聞かれる。ケーブル、電話、衛星の各社は、国内の農村部へブロードバンド・サービス拡大を目的とした米連邦政府の1000億ドル規模の対策の一部を巡って競い合っている。過去のインターネット建設ブームが示すように、どんな事業でも最大のリスクは高いコストがかかることだという。
(NY時間10:23)
チャーター<CHTR> 344.94(-47.74 -12.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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