ドキュサインが決算受け大幅高 通期の売上高およびビリングの見通しを上方修正＝米国株個別

　電子署名のドキュサイン＜DOCU＞が大幅高。前日引け後に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の売上高およびビリングの見通しを上方修正した。

　アナリストは早期更新により業績が押し上げられたと指摘。安定の兆候が見られ、バリュエーションも魅力的になっているという。同社はまだ多くの課題を抱えているが、この水準からの下振れリスクが限定的だとしている。

（８－１０月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.57ドル（予想：0.42ドル）
・売上高：6.45億ドル（予想：6.27億ドル）
・粗利益率（調整後）：83.0％（予想：80.6％）
・ビリング：6.59億ドル（予想：5.93億ドル）
・FCF：3600万ドル（予想：7330万ドル）

（９－１１月・第４四半期見通し）
・売上高：6.37～6.41億ドル（予想：6.41億ドル）
・ビリング：7.05～7.15億ドル（予想：7.01億ドル）

（通期見通し）
・売上高：24.9～25.0億ドル（従来：24.7～24.8億ドル）（予想：24.8億ドル）
・ビリング：26.3～26.4億ドル（従来：25.5～25.7億ドル）（予想：25.6億ドル）

（NY時間10:16）
ドキュサイン＜DOCU＞　50.12（+6.37　+14.55%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美