トリップアドバイザーが決算受け大幅安 収益性の低下を嫌気=米国株個別
オンライン旅行のトリップアドバイザー<TRIP>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ホテル部門が好調だった。
ただ市場は、第4四半期のガイダンスを嫌気している模様。売上高が第3四半期から伸び鈍化を見込んでいるほか、2019年比で1桁台前半の伸びを見込んだ。広範な旅行の回復から恩恵を受けてはいるが、EBITDAマージンが10%への低下を見込むなど第4四半期の収益性のガイダンスは予想を下回る内容となった。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.28ドル(予想:0.38ドル)
・売上高:4.59億ドル(予想:4.43億ドル)
・EBITDA(調整後):1.15億ドル(予想:1.02億ドル)
・FCF:+0.46億ドル(予想:-1.03億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:1桁台前半(2019年同期比)
・EBITDAマージン(調整後):10%に低下
(NY時間10:09)
トリップアドバイザー<TRIP> 18.85(-4.95 -20.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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