トリップアドバイザーが決算受け下落 アナリストからは前向きなコメントも=米国株個別
オンライン旅行のトリップアドバイザー<TRIP>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益は予想外の赤字となった。オミクロン株と体験・ツアープラットフォーム「ビアター」への投資が重石となった。
ただ、アナリストからは前向きなコメントも出ている。1月の旅行トレンドが改善しており、年内のある時点で旅行がパンデミック前かそれ以上の水準に戻る可能性があるという。また、同社の経営陣がビアターの価値を引き出すためのIPOを含む選択肢の検討を進めていることも注目されるとしている。
また、ダイニング事業の「ザ・フォーク」が、欧州でパンデミック関連の規制が解除されれば、再び回復が予想されるとも指摘した。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.01ドル(予想:+0.09ドル)
・売上高:2.41億ドル(予想:2.49億ドル)
ホテル・メディア・プラットホーム:1.33億ドル(予想:1.40億ドル)
エクスペリエンス・ダイニング:0.98億ドル(予想:0.97億ドル)
・EBITDA(調整後):0.29億ドル(予想:0.46億ドル)
・FCF:0.51億ドル(予想:0.74億ドル)
・営業CF:0.65億ドル(予想:0.75億ドル)
(NY時間10:16)
トリップアドバイザー<TRIP> 28.80(-0.44 -1.49%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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